タヌキとアライグマ
 小春日和というにはちょっと肌寒い11月の土曜の午後、家のすぐ下のコンクリート壁にタヌキがうずくまっていた。近づいてもまったく逃げる素振りを見せないので、よく見ると背中と前足が皮膚病の上に怪我をしていた。野生のタヌキをまじまじと見るのは初めてだが、ご覧のように実に可愛い。水やソーセージを与えたらすんなり食べたから、相当お腹が空いていたようだ。しばらくするといなくなったので森に帰ったのだろう。何やら人間に慣れている感じがしないでもなかったが、状態からして飼われていたとも思えない。それにしてもこの付近は、多くの野鳥はじめ様々な生き物が暮らしている。それだけ自然が残っているということだからありがたい。・・・と書いた数日後、寺子屋塾の帰りにアライグマを見ることになった。畑を荒らすため罠をかけたそうですが、何と親子で捕まってしまったようです。ちょっとタヌキに似ているが、毛は短く体は少し大きめで、夜見たこともあって凶暴そうな印象を受けた。瀬谷区にはアライグマやハクビシンが結構たくさんいるのだそうだが、我が家の近辺も含めてこれでもミナトヨコハマ市内なんです。
タヌキはおでこが出ているが、
アライグマは額から鼻先までほぼ平らだった。