戸塚八坂神社のお札まき
 共に映像作家である金子豊一・喜代子ご夫妻から、年に一度開催される全国レベルの作品発表会に招かれました。ご主人の作品、八坂神社のお祭り・お札まきの映画が大変おもしろかったので、翌年の今回見に行きました。今は違いますが、過去25年間も戸塚に住んでいたのに見る機会がなかったのは、お祭りが7月14日と決まっているので、なかなか休みと重ならないし、しかも夕方5時から僅かの時間だけしか行われないからのようでした。何しろ床屋の主人でさえ中学から戸塚に住んでいるというのに1〜2度しか見たことがないそうです。八坂神社は天王さまと呼ばれて地元の人々に親しまれる神社で、お札まきは、女化粧で姉さんかぶりをした男たちが唄いながら神社から街に繰り出し、あちこちで漆うちわであおいでお札をまくというものです。「正一位八坂神社御守護」と刷られた五色のお札は、厄除けになると伝えられ、子どもたちをはじめ人々は漂うお札を懸命に手に入れます。
神社をいざ出発し
男衆はそこここで札をまく
漆うちわで空に向かったお札を
めがけて伸びる手、手、手、、、