お十夜
           

 墨田区の華厳寺でお十夜(じゅうや)の法要のイベントとして尺八・ギター・琴のアンサンブル「香音」が招かれました。写真は演奏後の法要で使われる木魚で、実際の音が聞けなかったのは少し残念だったけれど、これほどたくさん目にしたのは初めて。
 お十夜というのは15世紀から始まった法要で、十日十夜の間念仏を唱える(現代は時間短縮されている)ことだそうですが、この世でこれを行うことは、仏の国で千年間善行を行うことより勝れていると云われているそうです。
 お寺での音楽イベントは今でこそあちこちで盛んに行われているが、もともとは芝の増上寺が草分けで、華厳寺の住職が増上寺の企画担当重役を務めておられた頃に始められたとのこと。当時としては画期的なことだったでしょう。(2014.11.3)

 演奏は邦楽古典曲をさらっと流した後は例によってラテン・ジャズ・ポップスを始めオリジナル曲ですが、法要に来られているお客様の神妙な雰囲気から自然と気持ちがスイングしていく様子が後ろから見ていてよくわかりました。「コンドルは飛んでいく」は演奏前に曲名を云っただけで拍手が沸き起こったのにはびっくりしました。

ニコと共に下町を散策し、ビルに欠けないスカイツリーをやっと見つけた