交通事故にあった鵜
 狂犬病の予防注射に行った帰り、クルマと衝突したらしい鵜がいるのを見つけた。見れば負傷してはいるが、ニコが近づけば嘴を大きく開き抵抗しようとするほど元気だった。道路端とはいえ交差点から近くバイクや自転車がよく通る。妻に動物愛護センターへ連絡をとってもらうことにしたが、市の環境創造局動物園課を紹介され、電話すると野毛山かズーラシアか金沢動物園まで持って行くようにと云われたそうだ。野生の鳥は菌をもっているからむやみに素手で触ってはいけないと聞いていたから、一度家に帰り捕獲用の網やダンボール等を持ってクルマで出直さなければならない。しかしその間に再び鵜が事故に遭あう恐れもある。途方に暮れて110番したら(我が初の110番通報だ)、すぐにパトカーが駆けつけてくれた。警察では野鳥をどうすることもできないが、後は任せてと云われホッとして立ち去った。道路の反対側から見ると、既に鵜は道路の外に運び出されていた。帰ってかr暫くするとズーラシアに連れて行ったとH警察官から連絡があった。あんなにたらい回しにされたのに警察はそこまでしてくれたのだなあと、ありがたくそしてほのぼのした気持ちにさせられた。(2016.4.21)